旅好きの皆さん、ごきげんよう!
日清の安定感に涙している、旅ばかたくやです。
インドってラーメンやうどんみたいなスープ麺がないんです。
あるのかもしれないんですけど、私は見たことないんです。
そんな時、インドのスーパー?で日清のカップラーメン見つけた時、思わず『うっぴょー』でしたよね。
(しかし、パッケージがユナイテッドなのが不服です。アーセナルにしましょう。)
とりあえず1個買って帰って、速攻食べて、
『日清間違いない。』の思いの元、すぐにあと2個買いに行きました。
日清さん、インドに進出してくれてありがとう。
たぶんいないと思うんですけど、これを読んでいる日清関係者の方に感謝の思いをお伝えしたいですね。
特に毎日工場で麺を詰めているスタッフさんに言いたいですね。
『あぁ、俺毎日麺詰めてていいのかなぁ。このままでいいのかなぁ。』って悩むこともあると思うんですよ。
もちろん誇りを持って働いておられることでしょうが、人間色んなことを考えてしまいますから。
でもね、そんな方に言いたい。
私見てますから。
あんたの頑張り見てますから。
遠いインドの地で、あんたが詰めたラーメンうまいうまいって食ってる人がいますから。
昨日、今日、そして明日。
根詰めないで、
麺詰めていこうよ。
絶対機械化されてるんだろうけど。
日清関係者の皆さん、何を隠そう私スポンサーついてませんので、
今ならカップ麺1ケースで『日清』という名で褒めちぎる記事書きます。
(費用対効果は一切期待できません。)
連絡とラーメン待ってます。
そんなこんなで本日の記事いきます。
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報告ということになるんですかね。
そんな日清のラーメンを宿の共有スペースで食べている時でした。
『こんにちわ。』
日本語で話しかけられたので、ふとそちらを見やると一人の日本人が立っていました。
『今日からお世話になります、キンモチといいます。』
キンモチさんはパッと見50代のダンディなおじさま。
低めの声と、白髪交じりの髭が似合う大人の男性です。
その時共有スペースには私しかいなかったので、自然と話をすることになりました。
これまでどこを旅してきたとか、どの国がよかったとか、どんなご飯が美味しかったとか、どこの国の女性が可愛かったとか、色んな話をしました。
キンモチさんは、海外旅行経験が豊富でたくさんの知識を持っていて、話していても全く飽きませんでした。
1時間くらい話した時でしょうか。
会話の流れの中で、何気なく質問しました。
『キンモチさんは何で生計を立ててるんですか?』と。
するとキンモチさんは、少し考えた後、ゆっくりと口を開きました。
『私、ギャンブルで生活してるんだよね。』
え?
海外に出ると、本当にいろんな人に出会います。
音楽やダンス、カメラ、web関連、芸術などの技能や知識を使って、海外でも収入がある人はたくさんいました。
しかし、ギャンブルで食べている人は初めて会いました。
本当にいるんだ!と衝撃を受けました。
そこからは私の興味が止まらず、様々なことを質問してしまいました。
質問して分かったことは…
キンモチさんは、
1年中海外を放浪し定期的にカジノに行って稼いでいること。
生活できる分稼いだら、その年はギャンブルをほとんどやらないこと。
ギャンブルにのめり込むきっかけになったのは、20代後半に社員旅行でアメリカに行った際に、ラスベガスに寄ったこと。
現在はインド旅行中とのこと。
メインの拠点はマカオで、マカオにマンションを借りていること。
若い時ほど、ギャンブルにのめりこまなくなったこと。
話を聞いていてなかなか衝撃を受けましたね。
こんな人がいるのかと。
私があまりにも質問するもんだから、キンモチさんが、
『なら明日カジノいこっか。』と。
まじか!?
そして偶然にも、私が滞在してるインドのコルカタにもカジノがあるそうなんです!!
キンモチさん曰く、『一回やってみたら分かるよ。』と。
そうと決まれば、目の前にはプロのギャンブラーがいるのです。
必勝法をマスターし、勝つしかありません。
キンモチさん的必勝法の一部をご紹介。
①スロット、ルーレットはやめろ。
②ポーカー、ブラックジャックがおすすめ。
③自分がどんな状況に追い込まれても顔やしぐさに出さないように注意する。
④年配の人が大きく出たら大体まじだから要警戒。
⑤相手をよく観察する。
⑥もし頭が真っ白になったら『魔法の言葉』を胸に唱える。
等々、色々と教えてもらいました。
そこからは宿にあったトランプを使って、練習開始!
ポーカーはルールや役を覚えるのが少し大変なので、素人でも分かりやすいブラックジャックに的を絞ることに。
遊びながら練習すること3時間。
お酒を飲みながらではありましたが、みっちり訓練することが出来ました。
そして、必勝法⑥『魔法の言葉』もしっかり教えてもらうことが出来ました。
-次の日-
昨日の復習をしながら、カジノに向かいます。
地下鉄、オートリクシャーを使うこと30分。
高級ホテル・ロイヤルパークホテルの地下にあるカジノに到着です。
韓国で一度カジノに入ったことありますが、もう4年も前のこと。
緊張しながら門をくぐります。
中に入るとそこは別世界。
赤い絨毯が床一面にひかれ、インドの街中では見たこともないような綺麗な服を身にまとった人々が、
難しい顔をしながらゲームをしていました。
圧倒される私。
ここで平常心を保ち、勝つことが出来るだろうか。
そんな気持ちが伝わったのか、
キンモチさんが、
『緊張はスパイスだから。ちょっとあった方が集中出来るよ。』と。
なるほど。
その言葉ですっと心が軽くなった私。
さすが幾多の死線を乗り越えてきたお方、心の操り方を知っておられる。
よし!
心が決まった私。
一番掛け金が少ないブラックジャックの台に座り、5,000ルピー(約1万円)をチップに交換。
さぁ、勝負の始まりだ。
…
…
…
すっかりブラックジャックに没頭していた私。
気づけば4時間ほど経過していました。
結果は…
スタート時5,000ルピーだったチップが7,250ルピーに!
2,250(約4,000円)の勝ち!!
少額ですが、勝つことが出来ました。
『タクヤ君、どうだった?』
『そうですね、楽しかったです。結果として勝てたってことも楽しかった要因の一つかもしれないんですけど、勝負中のスリル、これに興奮を覚えましたね。』
『だよね。何回か見に行ったんだけど、全然気づかなかったもんね。勝負師の顔してたよ(笑)』
『そんなそんな。素人のお遊びですよ。』
『ううん。これまでたくさんのギャンブラー見てきたけど、タクヤ君素質あるよ。1,2年やればいいギャンブラーになると思う。』
『はは、そうですかね。そうなればいいですけどねぇ。』
『ほんと、ほんと。ギャンブラー歴25年の私が言うんだから間違いない!そうだ、良かったら5月からマカオ来ない?部屋は空いてるからいくらでも使ってもらっていいし、なにより1人で寂しかったから話し相手も欲しいしね。タクヤ君が良ければ、もちろんギャンブルも教えるしね!』
…
…
…
ということで!
旅を終わらせようと思っておりましたが、
5月頭からマカオに行き、ギャンブル修行をしてきます。
今後ギャンブラーとして食って行けるか分かりませんし、どうしてもギャンブラーになりたいとも思っておりませんが、これも何かのご縁。
いただけた環境を精一杯活用して、精神面、収入面共に自己の成長につなげることが出来ればと思います。
次の日。
ギャンブルでの高揚で、昨晩はなかなか眠りにつけず、宿の方と深酒をしてしまった私。
昼過ぎに起きだすと、宿のスタッフさんの呼ぶ声が。
『おーい、タクヤ君。キンモチさん今朝チェックアウトしていったんだけど、この手紙をタクヤ君に渡してくれって。』
そうか、今朝出るって言ってたな。
見送れなくて申し訳なかったなと思いながら手紙を開きます。
‐タクヤ君へ‐
昨日はありがとう。
ぐっすり寝ているみたいなので私は先に出るね。
君を見ていると若かりし頃の自分を見ているみたいで、私もいい刺激になったよ。
本当にギャンブルを楽しんでいたね。
君はいいギャンブラーになれると思うから、是非マカオに来てね。
2人でマカオを荒らしてやろうぜ(笑)
うちの住所と連絡先を書いておきます。
×××‐×××‐×××
あと、魔法の言葉は覚えているよね?
マカオに来るまでに迷ったり、つらいことがあったときにはもう一度この言葉を思い出してな。
『今日はエイプリルフール。』
‐金持より‐
それでは、また!
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